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無線通信に関する注意 #
- 本コンパクトルーターは仕向地に対応した機器のみ使用できます。
- 本コンパクトルーターは各国の技術要件に適合しているため、以下の事項を行うと法律で罰せられることがあります。
- 本コンパクトルーターを分解・改造すること
- 機器ラベルをはがすこと
- 指定されたオプション品以外のアンテナを使用すること
- 以下の場所では電波が反射して通信できない場合があります。
- 強い磁界、静電気、電波障害が発生するところ
- 金属製の壁(金属補強材が中に埋め込まれているコンクリートの壁も含む)の部屋、キャビネット内等
- 航空機内や病院内などの無線機器の使用を禁止された区域への設置および使用をしないでください。
- 無線LAN搭載コンパクトルーターは、5GHz帯域の電波を使用することが可能です。W52、W53の電波の屋外での使用は電波法により禁じられています。またJ52装置との通信はできません。W53とW56を選択した場合は、法令により次のような制限事項があります。
- 各チャネルの通信開始前に、1分間のレーダー波検出を行いますのでその間は通信を行えません。
- 通信中にレーダー波を検出した場合は、自動的にチャネルを変更しますので、通信が中断されることがあります。
- 無線LAN搭載コンパクトルーターは、2.4GHz帯域の電波を使用することが可能です。
この周波数帯では、以下が運用されています。- 電子レンジなどの産業・科学・医療機器
- 他の同種無線局
- 工場の製造ラインなどで使用される免許を要する移動体識別用構内無線局
- 免許を要しない特定小電力無線局
- 免許を要するアマチュア無線局
- コンパクトルーターの無線LANを使用する前に、2.4GHz帯域の電波を使用する他の無線局が近くで運用されていないことを確認してください。
無線LAN搭載コンパクトルーターは無線設備であり、移動体識別装置の帯域を回避可能です。
マーク | 説明 |
使用周波数帯域:2.4GHz 変調方式:DS-SS方式/ODFM方式 想定干渉距離:40m以下 周波数変更の可否:全帯域を使用し、かつ移動体識別装置の帯域を回避可能 |
無線LANセキュリティご使用時におけるセキュリティに関する注意 #
無線 LAN では、LAN ケーブルを使用する代わりに、電波を利用してパソコン等と無線 LAN アクセスポイント間で情報のやり取りを行うため、電波の届く範囲であれば自由に LAN 接続が可能であるという利点があります。
その反面、電波はある範囲内であれば障害物(壁等)を越えてすべての場所に届くため、セキュリティに関する設定を行っていない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。
- 通信内容を盗み見られる
悪意ある第三者が、電波を故意に傍受し、下記等の通信内容を盗み見られる可能性があります。- ID やパスワード又はクレジットカード番号等の個人情報
- メールの内容
- 不正に侵入される
悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、下記等の行為をされる可能性があります。- 個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩)
- 特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す
- 傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)
- コンピュータウィルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)
本来、無線 LAN 製品は、セキュリティに関する仕組みを持っていますので、その設定を行って製品を使用することで、これらの問題が発生する可能性は少なくなります。
お客様がセキュリティの設定を行わないで使用した場合の問題を充分理解した上で、お客様自身の判断と責任においてセキュリティに関する設定を行い、製品を使用することをおすすめします。
セキュリティ対策を実施せず、あるいは無線LANの仕様上やむを得ない事情によりセキュリティの問題が発生してしまった場合は、当社はこれによって生じた損害に対する責任を負いかねます。