ファームウェアを操作する

本製品のファームウェアの更新方法には、全体更新と差分更新があります。

それぞれの特徴に従い、利用状況に応じて使い分けることが可能です。

 全体更新差分更新
更新領域設定領域対象外 (設定ファイルは保持されます)対象外 (設定ファイルは保持されます)
rootfs全体更新
領域は初期化されるため、ユーザーが独自でインストールしたパッケージも削除されます。
差分更新
ユーザーが独自でインストールしたパッケージは保持されます。
userfs対象外対象外
共有領域対象外対象外
SSD対象外対象外
冗長エリアの更新指定可能指定不可
ダウンロード時の通信 コスト
        更新時間長い短い
・起動 エリア両面を同時に更新することは出来ません。両面を更新する場合は、別途エリア同期が必要になります。
・差分があるパッケージ数によっては、全体更新よりも時間がかかる場合があります。

ファームウェア画面を表示する #

ファームウェアを更新するための「ファームウェア」画面を表示します。

サイドメニューの [ ファームウェア ] をクリックします。

「ファームウェア」画面が表示されます。

ファームウェアの差分を更新する #

ファームウェアパッケージの差分を取得して更新します。

NOTE
  • コンパクトルーター(amnimo C シリーズ)には、この機能はありません。
  • ファームウェアを更新するには、パッケージリポジトリの認証情報を登録しておく必要があります。詳しくは、『 簡易設定をする 』を参照してください。
  • ファームウェアのパッケージを個別に指定して更新することはできません。
  • 本機能は、aptパッケージ管理システムを使用しています。
  • パッケージの更新時には「–force-confold」オプションが適用されます。これによって、パッケージ更新で各パッケージの設定ファイルが変更された場合でも、変更前の設定ファイルが使用されます。

   

     「ファームウェア」画面で、[ パッケージ更新(差分更新)] タブをクリックします。
 [更新]ボタンをクリックします。
「確認」画面が表示されるので、[更新]ボタンをクリックします。

ファームウェアパッケージの更新が開始されます。

ファームウェアパッケージの更新が完了すると、「更新完了」画面が表示されます。

[ 閉じる ] ボタンをクリックし、「サインイン画面」に遷移します。

再起動を促すメッセージが表示された場合は、「再起動画面」から再起動が必要です。

ファームウェア全体を更新する #

更新する冗長エリアを選択して、ファームウェアを全体更新します。
PCのファームウェアをアップロードするか、ファームウェアのURLを指定するかを選択することができます。

CAUTION

この操作をすると、本製品が再起動します。この操作が完了するまで、5分~10分程度かかります。

ファームウェアをアップロードして更新する

NOTE

更新に使用するファームウェアファイルは、あらかじめダウンロードしておく必要があります。
以下のURLにアクセスし、パッケージリポジトリのユーザー名とパスワードを入力してログオンすると、ファームウェアファイルをダウンロードすることができます。
なお、パッケージリポジトリのユーザー名とパスワードについては、弊社サポートにご連絡ください。

ファームウェアファイルのダウンロードURL

デバイスの種類URL
AIエッジゲートウェイ 屋内版 (AX11)https://package.amnimo.com/firmware/ax11.amf
エッジゲートウェイ 屋内版 (AG10)https://package.amnimo.com/firmware/ag10.amf
エッジゲートウェイ 屋外版 (AG20)https://package.amnimo.com/firmware/ag20.amf
IoTルーター 屋内版 (AR10)https://package.amnimo.com/firmware/ar10.amf
IoTルーター 屋外版 (AR20)https://package.amnimo.com/firmware/ar20.amf
コンパクトルーター 屋内版(AC10)https://package.amnimo.com/firmware/ac10.amf
無線LAN搭載コンパクトルーター 屋内版(AC15)https://package.amnimo.com/firmware/ac15.amf
無線LAN搭載コンパクトルーター 屋外版(AC25)https://package.amnimo.com/firmware/ac25.amf

「ファームウェア」画面で、[ エリア更新(全体更新)] タブをクリックします。

エリア更新の設定画面が表示されます。

「更新エリア」を選択します。
NOTE
  • 片面
    現在起動していない冗長エリアを更新する場合に選択します。
  • 両側
    現在起動しているエリアと、起動していない冗長エリアの両方を更新する場合に選択します。
ファームウェアを取得する方法として、「ファイルアップロード」を選択し「ファイル名」の[ 参照 ] ボタンをクリックします。
アップロードするファームウェアを選択します。

ファームウェアファイルを選択して、[ 開く ] ボタンをクリックします。

[ 更新 ] ボタンをクリックします。

「確認」画面が表示されます。

[ 更新 ] ボタンをクリックします。

選択したファームウェアファイルのアップロードが開始されます。

ファームウェアファイルのアップロードが終わると、ファームウェアの更新が開始されます。

ファームウェアの更新が完了すると、「更新完了」画面が表示されます。

[閉じる]ボタンをクリックします。

本製品の再起動が開始されます。

再起動が完了すると、「サインイン」画面が表示されます。

ファームウェアのURLを指定して更新する

「ファームウェア」画面で、[エリア更新(全体更新)]タブをクリックします。

エリア更新の設定画面が表示されます。

「更新エリア」を選択します。
NOTE
  • 片面
    現在起動していない冗長エリアを更新する場合に選択します。
  • 両側
    現在起動しているエリアと、起動していない冗長エリアの両方を更新する場合に選択します。
ファームウェアを取得する方法として、「URL指定」を選択し、ファームウェアを入手するURLを入力します。
NOTE

弊社公開のファームウェアを取得するためには、「接続先とファームウェア」「アカウント名」「パスワード」の情報が必要です。アカウントとパスワードについては、弊社サポートに別途ご連絡ください。

  • 例:屋内タイプエッジゲートウェイ
    https://(アカウント名):(パスワード)@package.amnimo.com/firmware/ag10.amf

各機器のURLについては、各機種のリリースノートを参照ください。リリースノートには過去にリリースしたファームウェアのURLも記載されています。なおリリースノートへのアクセスもアカウントとパスワードが必要です。

機種リリースノート
https://package.amnimo.com/docs/IM_AMD03A91-01JA_Edge%20Gateway%20Release%20Note.pdf  
https://package.amnimo.com/docs/IM_AMD06A91-01JA_Compact%20Router%20Release%20Note.pdf

httpsはftpに置き換え可能です。
httpsで接続する場合は装置の時刻が正しく設定されている必要があるため、事前に時刻設定を行ってください。 時刻設定については、『時刻を設定する』を参照してください。

ユーザー名とパスワードについては、弊社サポートにご連絡ください。

[更新]ボタンをクリックします。
「確認」画面が表示されるので、[更新]ボタンをクリックします。

指定したURLのファームウェアファイルのダウンロードが開始されます。

ファームウェアファイルのダウンロードが終わると、ファームウェアの更新が開始されます。

ファームウェアの更新が完了すると、「更新完了」画面が表示されます。

[閉じる]ボタンをクリックします。

本製品の再起動が開始されます。

再起動が完了すると、「サインイン」画面が表示されます。

 

冗長エリアを同期する #

現在起動している冗長エリアをもう一方の冗長エリアにコピーします。

「ファームウェア」画面で、[エリア同期]タブをクリックします。

エリア同期の設定画面が表示されます。

[更新]ボタンをクリックします。
「確認」画面が表示されるので、[同期]ボタンをクリックします。

エリア同期が開始されます。

エリア同期が完了すると、「更新完了」画面が表示されます。

[閉じる]ボタンをクリックします。

「サインイン」画面が表示されます。

   

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