4.9 ストレージを設定して設定情報を保存する #

ストレージのマウント/アンマウント、ファイルシステムの検査/修復、ストレージのread/writeのチェック、fsck/mountなどの設定をします。ここで設定した内容は、アムニモ設定情報に書き込まれます。
4.9.1 ストレージのマウント設定をする #
ストレージのマウント設定をするには、storage mountコマンドを実行します。
![]() | 本設定は最大5件まで登録することが可能です。 |
|---|
書式
storage mount PARTITION POINT [type <ext4 | xfs | vfat>] [options OPTIONS] [crypt [secret ENCRYPT-PASSWORD]]
設定項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| PARTITION | パーティション名を指定します。![]() ・ 使用可能なパーティション名は、mmcblk<1-9>p<1-9>、sd<a-z><1-9>という形式になります。 ・ パーティションが存在する場合、「Tab」キーを入力すると、パーティション名の入力を補完することができます。 ![]() ![]() AIエッジゲートウェイではさらに対象にnvme0n1p<1-9>が増えます。 |
| POINT | マウントポイントを指定します。 |
| type | ファイルシステムタイプを指定します。 デフォルト値は「ext4」です。 |
| options | OPTIONSにマウントオプションを指定します。 デフォルト値は「defaults」です。 |
| crypt | 暗号化パーティションにマウントする場合に指定します。![]() ・ バージョン3.6.0以前と以降ではパスワード暗号化方式が異なります。バージョン3.6.0以降は以前の旧パスワード暗号化方式と後方互換性がありますが、バージョン3.4.0以前に新パスワード暗号化方式と前方互換性はありません。 ・ したがって、本パスワード設定をバージョン3.6.0で適用した後、バージョン3.4.0以前に書き戻すと、パスワード暗号の内容が適用できず、フェイルセーフ機能を設定している場合は規定回数の再起動を行った後、ストレージをマウントしない状態で起動を完了します。 |
| secret | ENCRYPT-PASSWORDに暗号化されたパスワード文字列を指定します。![]() cryptを指定し、かつsecretを指定しない場合は、「Enter password:」が表示され、パーティションの暗号化のパスワードの入力が要求されます。 |
実行例1
cryptを指定する場合の実行例を以下に示します。
amnimo(cfg)# storage mount mmcblk1p1 /media/sdcard1 crypt ⮠
Enter password: ←パーティションの暗号化パスワードを入力してEnter
実行例2
cryptとsecretを指定する場合の実行例を以下に示します。
amnimo(cfg)# storage mount mmcblk1p1 /media/sdcard1 type ext4 options defaults crypt secret TMrOPL0CE+4FWZ1B1nwIoQ== ⮠
4.9.2 ストレージのアンマウント設定をする #
ストレージのアンマウント設定をするには、no storage mountコマンドを実行します。
書式
no storage mount PARTITION
設定項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| PARTITION | パーティション名を指定します。![]() ・ 使用可能なパーティション名は、mmcblk<1-9>p<1-9>、sd<a-z><1-9>という形式になります。 ・ パーティションが存在する場合、「Tab」キーを入力すると、パーティション名の入力を補完することができます。 ![]() ![]() AIエッジゲートウェイではさらに対象にnvme0n1p<1-9>が増えます。 |
実行例
amnimo(cfg)# no storage mount mmcblk1p1 ⮠
4.9.3 ファイルシステムを検査/修復する #
ファイルシステムを検査/修復機能を有効にするには、storage fsckコマンドを実行します。
書式
storage fsck PARTITION [check | preen | customize CUSTOMIZE]
設定項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| PARTITION | パーティション名を指定します。![]() ・ 使用可能なパーティション名は、mmcblk<1-9>p<1-9>、sd<a-z><1-9>という形式になります。 ・ パーティションが存在する場合、「Tab」キーを入力すると、パーティション名の入力を補完することができます。 ![]() ![]() AIエッジゲートウェイではさらに対象にnvme0n1p<1-9>が増えます。 |
| check | 不良セクターをチェックしますが、エラーは修復しません。 |
| preen | 軽微なエラーを修復します。(デフォルトで設定されています。) |
| customize | fsckコマンド(ファイルシステムがxfsの場合はxfs_repairコマンド)に渡すオプションを指定します。 |
実行例
設定モードで、パーティション/dev/mmcblk1p1の検査/修復機能を有効にします。
amnimo(cfg)# storage fsck mmcblk1p1 preen ⮠
4.9.4 ファイルシステムを検査/修復する機能を無効にする #
ファイルシステムを検査/修復する機能を無効にするには、no storage fsckコマンドを実行します。
書式
no storage fsck PARTITION
設定項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| PARTITION | パーティション名を指定します。![]() ・ 使用可能なパーティション名は、mmcblk<1-9>p<1-9>、sd<a-z><1-9>という形式になります。 ・ パーティションが存在する場合、「Tab」キーを入力すると、パーティション名の入力を補完することができます。 ![]() ![]() AIエッジゲートウェイではさらに対象にnvme0n1p<1-9>が増えます。 |
実行例
設定モードで、パーティション/dev/mmcblk1p1の検査/修復機能を無効にします。
amnimo(cfg)# no storage fsck mmcblk1p1 ⮠
4.9.5 ストレージのread/write状況を定期的にチェックする #
ストレージのread/write状況を定期的にチェックするには、storage monitorコマンドを実行します。
書式
storage monitor PARTITION [interval TIME]
設定項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| PARTITION | パーティション名を指定します。![]() ・ 使用可能なパーティション名は、mmcblk<1-9>p<1-9>、sd<a-z><1-9>という形式になります。 ・ パーティションが存在する場合、「Tab」キーを入力すると、パーティション名の入力を補完することができます。 ![]() ![]() AIエッジゲートウェイではさらに対象にnvme0n1p<1-9>が増えます。 |
| interval | TIMEに、read/writeチェックが失敗したときのリトライの間隔を指定します。![]() ・ w(週), d(日)、h(時)、m(分)を単位として指定可能。 ・ 1分(1m)~2週間(2w)の範囲を、上記の任意単位で指定可能。 |
実行例
設定モードで、パーティション/dev/mmcblk1p1のチェック間隔を10分と設定します。
amnimo(cfg)# storage monitor mmcblk1p1 interval 10m ⮠
4.9.6 ストレージのread/write状況の定期的なチェック機能を無効にする #
ストレージのread/write状況を定期的にチェックする機能を無効にするには、no storage monitorコマンドを実行します。
書式
no storage monitor PARTITION
設定項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| PARTITION | パーティション名を指定します。![]() ・ 使用可能なパーティション名は、mmcblk<1-9>p<1-9>、sd<a-z><1-9>という形式になります。 ・ パーティションが存在する場合、「Tab」キーを入力すると、パーティション名の入力を補完することができます。 ![]() ![]() AIエッジゲートウェイではさらに対象にnvme0n1p<1-9>が増えます。 |
実行例
amnimo(cfg)# no storage monitor mmcblk1p1 ⮠
4.9.7 fsck/mount/read/write処理失敗時のフェイルセーフを処理する #
fsck/mount処理が失敗したときにフェイルセーフ(リトライとリブート)を処理するには、storage failsafeコマンドを実行します。
➜ フェイルセーフ機能の詳細については『12.3 フェイルセーフ』をご参照ください。
書式
storage failsafe PARTITION [retry COUNT] [interval TIME] [reboot COUNT]
設定項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| PARTITION | パーティション名を指定します。![]() ・ 使用可能なパーティション名は、mmcblk<1-9>p<1-9>、sd<a-z><1-9>という形式になります。 ・ パーティションが存在する場合、「Tab」キーを入力すると、パーティション名の入力を補完することができます。 ![]() ![]() AIエッジゲートウェイではさらに対象にnvme0n1p<1-9>が増えます。 |
| retry | COUNTに、fsck/mount/read/write処理が失敗したときの最大リトライ回数を指定します。設定範囲は1~10です。デフォルト値は「3」です。 |
| interval | TIMEに、fsck/mount処理が失敗したときのリトライの間隔(秒)を指定します。設定範囲は1~60です。デフォルト値は「10」です。 |
| reboot | COUNTに、fsck/mount/read/write処理が失敗したときの最大リブート回数を指定します。設定範囲は1~10です。デフォルト値は「3」です。 |
実行例
設定モードで、/dev/mmcblk1p1に対してリトライ3回、リトライ間隔10秒、最大リブート回数3回でフェイルセーフ機能を設定します。
amnimo(cfg)# storage failsafe mmcblk1p1 retry 3 interval 10 reboot 3 ⮠
4.9.8 fsck/mount/read/write処理失敗時のフェイルセーフ処理を無効にする #
ストレージのfsck/mount処理が失敗したときのフェイルセーフ処理を無効にするには、no storage monitorコマンドを実行します。
書式
no storage failsafe PARTITION
設定項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| PARTITION | パーティション名を指定します。![]() ・ 使用可能なパーティション名は、mmcblk<1-9>p<1-9>、sd<a-z><1-9>という形式になります。 ・ パーティションが存在する場合、「Tab」キーを入力すると、パーティション名の入力を補完することができます。 ![]() ![]() AIエッジゲートウェイではさらに対象にnvme0n1p<1-9>が増えます。 |
実行例
no storage failsafe mmcblk1p1 ⮠
4.9.9 ストレージのフォーマット情報を表示する #
ストレージのフォーマット情報を表示する場合は、引数にパーティション名を指定してshow device storage formatコマンドを実行します。引数を指定しない場合はすべてのパーティションの情報が表示されます。
書式
show device storage format PARTITION
設定項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| PARTITION | パーティション名を指定します。![]() ・ 使用可能なパーティション名は、mmcblk<1-9>p<1-9>、sd<a-z><1-9>という形式になります。 ・ パーティションが存在する場合、「Tab」キーを入力すると、パーティション名の入力を補完することができます。 ![]() ![]() AIエッジゲートウェイではさらに対象にnvme0n1p<1-9>が増えます。 |
出力フォーマット
Partition Type Crypt
PARTITION TYPE CRYPT
(省略)
出力項目
※1
| 値 | 説明 |
|---|---|
| - | 以下のどちらかの状態を表します。 ・ 暗号化状態かつマウントされていない状態 ・ フォーマットされていない状態 |
| ext4 | EXT4ファイルシステム |
| xfs | XFSファイルシステム |
| vfat | VFATファイルシステム |
※2
| 値 | 説明 |
|---|---|
| Disable | 非暗号化状態 |
| Enable | 暗号化状態 |
実行例
ユーザーモードで非暗号化のext4でフォーマットされた/dev/sda1のフォーマット情報を表示します。

ag10-sy3$ show device storage format sda1 ⮠
Partition Type Crypt
sda1 ext4 Disable


