12.3 フェイルセーフ #
フェイルセーフは機器故障や誤動作が発生した場合に、機器を再起動することで24時間継続的に運用を行う仕組みです。フェイルセーフは、モバイル機能、ストレージ機能、スケジュール機能、DHCPサーバー機能に設定が存在します。またDMS機能もフェイルセーフ機能が備わっています。
フェイルセーフ保有機能
- ストレージ機能
| 機能 | 異常検出内容 | リカバリー処理 |
|---|---|---|
| 『4.8.7 fsck/mount/read/write処理失敗時のフェイルセーフを処理する』 | ストレージ アクセス失敗 | ストレージ アクセス実行 |
- モバイル機能
| 機能 | 異常検出内容 | リカバリー処理 |
|---|---|---|
| 『5.7 モバイル回線を設定する』 | 通信異常 | モバイルモジュールリセット |
- スケジュール機能
| スケジュールタイプ | アクション | 異常検出内容 | リカバリー処理 |
|---|---|---|---|
keep-alive | disconnect ecm ECM-IFNAME reset enable | ping送信失敗 | ・ping再送 ・モバイルモジュールリセット |
keep-alive | disconnect ecm ECM-IFNAME reset disable | ping送信失敗 | ping再送 |
keep-alive | wifi ap reset enable※4または wifi sta reset enable※4または wif-reset | ping送信失敗 | ・ping再送 ・無線LANチップリセット |
keep-alive | wifi ap reset disable※4または wifi sta reset disable※4 | ping送信失敗 | ・ping再送 |
keep-alive | soft rebootまたは hard-reboot | ping送信失敗 | アクション動作(ソフトリブートまたはハードリブート)※2 |
general-control | soft rebootまたは hard-reboot | (スケジュールタイミング)※1 | アクション動作(ソフトリブートまたはハードリブート)※2 |
- DHCPサーバー機能
| 機能 | 異常検出内容 | リカバリー処理 |
|---|---|---|
| 『7.6.3 DHCPサーバーの設定をする』 | 一定期間に指定回数以上のDHCP DISCOVERの受信 | DHCPサーバーの再起動 |
- DMS機能
| 機能 | 異常検出内容 | リカバリー処理 |
|---|---|---|
| 『10.1 DMSの設定をする』 | DMSサーバーへのキープアライブのタイムアウト※3 | モバイルモジュールリセット※3 |
※1 表の記載上、異常検出内容と記載していますが、設定される内容です。
※2 リカバリー動作がリブート処理になります。
※3 詳細仕様は次ページの「DMS機能のフェイルセーフ動作」に記載しています。
※4 無線LANチップリセット関連のアクションは、バージョン2.3.0以前は“wifi ap reset”、“wifi sta reset”、バージョン2.5.0は”wifi-reset”になります。詳細は、『7.7.3 スケジュールを設定する』を参照ください。
共通の設定項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| retry※4 | 異常検知した場合、リカバリー処理をする最大リトライ回数 |
| reboot | 最大リセット回数に達したときに、リブートを実施する最大リブート回数 |
※4 スケジュール機能のみ、最大リトライ回数は変更できません。3回固定値になります。
DMS機能のフェイルセーフ動作
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 異常検出条件 | DMS機能有効時に、デバイス-クラウド間の通信失敗後の再接続が2回以上連続で失敗する。 |
| リカバリー処理 | ・ モバイル回線がインターネット側にルーティングされ、DMSの経路として利用している場合、通信モジュールをリセット※5する。 ・ フェイルセーフがretry回連続実施すると、デバイスを再起動する。 |
※5 コンパクトルーターは通信モジュール制御プロセスのみをリセットします。
機能概要
- 異常(例えば、モバイル機能の場合、通信異常)を検出した場合、リカバリー処理を行います。その際、リトライ回数をカウントアップします。
- リトライ回数以内に再接続に成功すると、リトライ回数、リブート回数はリセットされます。
- 設定した最大リトライ回数以上行うと、リトライ回数はリセットされ、リブート回数がカウントアップされ、機器をハードウェアリブートします。
- 設定した最大リブート回数以上リブートすると、リブート回数はカウントアップされますが、リブート処理は止まります。ただしリブート回数が255回を超えると、また0回に戻ります※。
※スケジュール機能、ストレージ機能は255回を超えても0に戻しません。今後のリリースで対応する予定です。
