8.2 PoEの設定をする #

PoEのステータスと設定の表示、ポートの制御、PoEの設定を行います。
![]() | センサー接続ゲートウェイの仕様Bの機器についてはPoEに関連する機能がありません。 |
|---|
8.2.1 PoEのステータスを表示する #
PoEのステータスを表示するには、show poeコマンドを実行します。
書式
show poe [IFNAME]
設定項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| IFNAME | PoEのインタ―フェイス名を指定します。 機種によってIFNAMEに指定するインターフェイスが異なります。 ※1を参照 ![]() IFNAMEを省略すると、設定されているすべてのインターフェイスのPoEのステータスが表示されます。 |
※1
| 機種 | 指定可能なインターフェイス |
|---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() | lan0, lan1, lan2, lan3 |
![]() | eth0, eth1 |
![]() ![]() | lan1 |
出力フォーマット
# ---- poe IFNAME ----
state STATE
class CLASS
poeplus POEPLUS
limit-current ICUT
Voltage POE-VOLTAGE
Current POE-CURRENT
Watt POE-WATT
出力項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| IFNAME | インタ―フェイス名が表示されます。 |
| STATE | ポートへの接続状態が表示されます。 ※2を参照 |
| CLASS | PoEの電力クラス分類プロセス(classification)の認識結果が表示されます。 ※3を参照 |
| POEPLUS | PoE-Plus(IEEE802.3at)が有効/無効な場合の情報が表示されます。 ※4を参照 |
| ICUT | PoEの電流制限値の設定状態が表示されます。 ※5を参照 |
| POE-VOLTAGE | 現在の電圧値が表示されます(単位はV)。 |
| POE-CURRENT | 現在の電流値が表示されます(単位はmA)。 |
| POE-WATT | 現在の電力値が表示されます(単位はW)。 |
※2
| 値 | 説明 |
|---|---|
| connected | 接続状態 |
| disconnected | 切断状態 |
※3
| 値 | 説明 |
|---|---|
| Class0 | Class0(IEE802.3af、PSE出力電力15.4W) |
| Class1 | Class1(IEE802.3af、PSE出力電力4.0W) |
| Class2 | Class2(IEE802.3af、PSE出力電力7.0W) |
| Class3 | Class3(IEE802.3af、PSE出力電力15.4W) |
| Class4 | Class4(IEE802.3at、PSE出力電力30W) |
| Unknown | 未認識状態 |
| Overcurrent | 過電流状態 |
| Class-mismatch | Classificationミスマッチ |
※4
| 設定 | 表示 |
|---|---|
| 有効 | 「on」と表示されます。 |
| 無効 | 「off」と表示されます。 |
※5
| 機種 | 値 | 説明 |
|---|---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 110mA | 電流制限値110mA(PoEPlus無効) |
| 同上 | 204mA | 電流制限値204mA(PoEPlus無効) |
| 同上 | 374mA | 電流制限値374mA(PoEPlus無効) |
| 同上 | 592mA | 電流制限値592mA(PoEPlus有効) |
| 同上 | 645mA | 電流制限値645mA(PoEPlus有効) |
| 同上 | 754mA | 電流制限値754mA(PoEPlus有効) |
| 同上 | 920mA | 電流制限値920mA(PoEPlus有効) |
![]() ![]() | 375mA | 電流制限値375mA(PoEPlus無効) |
| 同上 | 110mA | 電流制限値110mA(PoEPlus無効) |
| 同上 | 188mA | 電流制限値188mA(PoEPlus無効) |
| 同上 | 650mA | 電流制限値650mA(PoEPlus有効) |
| 同上 | 500mA | 電流制限値500mA(PoEPlus有効) |
| 同上 | 625mA | 電流制限値625mA(PoEPlus有効) |
| 同上 | 920mA | 電流制限値920mA(PoEPlus有効) |
実行例
コマンドの入力と出力は、すべてのモードで同じです。以下に、エッジゲートウェイの一般ユーザーモードの実行例を示します。

amnimo$ show poe lan0 ⮠
# ---- Poe lan0 ----
state connected
class Class0
poeplus off
limit-current 374mA
Voltage 53.894V
Current 50.235mA
Watt 2.707W
8.2.2 PoEのポートを制御する #
PoEのポートを制御するには、device poeコマンドを実行します。
書式 (AIエッジゲートウェイ、エッジゲートウェイ、屋外タイプIoTルーター)
device poe reset <IFNAME> [0-3600]
no device poe power <IFNAME>
device poe power <IFNAME>
device poe icut <IFNAME> <110|204|374|592|645|754|920|auto>
device poe
no device poe
書式 (屋外タイプ無線LAN搭載コンパクトルーター)
device poe reset <IFNAME> [0-3600]
no device poe power <IFNAME>
device poe power <IFNAME>
device poe icut <IFNAME> auto
device poe
no device poe
コマンド
| コマンド | 内容 |
|---|---|
| device poe reset | PoEポートをリセットします。 IFNAMEにPoEのインターフェイス名を指定し、数値にリセット時のOFF期間(秒)を0~3600で指定します。機種によってIFNAMEに指定するインターフェイスが異なります。(以降の機能も同様です。) ※6を参照 ![]() 数値を省略すると、デフォルトの60秒でリセットされます。 |
| device poe power | IFNAMEにPoEのインターフェイス名を指定して、PoEポートの電源出力を有効にします。 |
| no device poe power | IFNAMEにPoEのインターフェイス名を指定して、PoEポートの電源出力を無効にします。 |
| device poe icut | IFNAMEにPoEのインターフェイス名を指定して、PoEポートの電流制限値を変更します。機種によって指定可能な電流制限値が異なります。 ※7を参照 ![]() autoを指定した場合は、自動設定されます。 |
| device poe | シャットダウン出力を無効にして、PoEデバイスを動作するようにします。 |
| no device poe | シャットダウン出力を有効にして、PoEデバイスが動作しないようにします。![]() ・ シャットダウン出力を一旦有効にすると、ON制御で接続されているPoEデバイスの電源がOFFされます。 ・ device poeコマンドでシャットダウン出力を無効に戻しても、本機器のPoEコントローラーが初期化されるので、PoEデバイスはONになりません。PoEデバイスをONにする場合は、device poe power <IFNAME>やdevice poe reset <IFNAME>を実行してください。 ・ 別途スケジュール設定の死活監視によりPoEデバイスをONにすることも可能です。 ➜ 詳しくは、『7.7.3 スケジュールを設定する』を参照してください。 |
※6
| 機種 | 指定可能なインターフェイス |
|---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() | lan0, lan1, lan2, lan3 |
![]() | eth0, eth1 |
![]() ![]() | lan1 |
※7
| 機種 | 指定可能な電流制限値(mA) |
|---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 110、204、374、592、645、754、920、auto |
![]() ![]() | auto |
実行例
PoEポート制御は機器の起動制御にかかわるため、一般ユーザーモードで設定を表示することはできません。以下に、管理者モードの実行例を示します。

amnimo# device poe reset lan0 120 ⮠
amnimo# no device poe power lan0 ⮠
amnimo# device poe power lan0 ⮠
amnimo# device poe icut lan0 592 ⮠
amnimo# device poe ⮠
amnimo# no device poe ⮠
8.2.3 PoEの設定を表示する #
PoEの設定を表示するには、show config poeコマンドを実行します。
書式
show config poe [IFNAME]
設定項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| IFNAME | PoEのインタ―フェイス名を指定します。![]() ・ PoE制御機能はLAN0~3側の実装のため、指定できるのは、lan0~3となります。 ・ IFNAMEを省略すると、設定されているすべてのインターフェイスのPoEのステータスが表示されます。 |
出力フォーマット
# ---- transition to configure mode ----
configure
#
poe IFNAME
# ---- poe IFNAME configure ----
ENABLE
limit-current ICUT
ondelay ONDELAY
exit
# ---- exit configure mode ----
exit
出力項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| IFNAME | PoEのインタ―フェイス名が表示されます。 |
| ENABLE | PoE電源供給が有効/無効な場合の情報が表示されます。 ※8を参照 |
| ICUT | PoEの電流制限値が表示されます。 ※9を参照 |
| ONDELAY | 起動時のディレイ時間(秒)が表示されます。 |
※8
| 設定 | 表示 |
|---|---|
| 有効 | 「enable」と表示されます。 |
| 無効 | 「no enable」と表示されます。 |
※9
| 機種 | 値 | 説明 |
|---|---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 110mA | 電流制限値110mA(PoEPlus無効) |
| 同上 | 204mA | 電流制限値204mA(PoEPlus無効) |
| 同上 | 374mA | 電流制限値374mA(PoEPlus無効) |
| 同上 | 592mA | 電流制限値592mA(PoEPlus有効) |
| 同上 | 645mA | 電流制限値645mA(PoEPlus有効) |
| 同上 | 754mA | 電流制限値754mA(PoEPlus有効) |
| 同上 | 920mA | 電流制限値920mA(PoEPlus有効) |
| 同上 | auto | 自動設定モード |
![]() ![]() | auto | 自動設定モード |
実行例
PoEの設定は機器の起動制御にかかわるため、一般ユーザーモードで設定を表示することはできません。以下に、エッジゲートウェイの管理者モードの実行例を示します。
amnimo# show config poe lan0 ⮠
# ---- transition to configure mode ----
configure
# ---- Poe lan0 configure ----
poe lan0
enable
limit-current 592
ondelay 120
exit
# ---- exit configure mode ----
exit
amnimo(cfg)# show config poe lan0 ⮠
# ---- Poe lan0 configure ----
poe lan0
enable
limit-current 592
ondelay 120
exit
amnimo(cfg)#
![]() | PoEの詳細設定モードでshow configコマンドを実行すると、設定モードと同様の情報が表示されます。 ※10を参照 |
|---|
※10
amnimo(cfg)# poe lan0 ⮠ ←PoEの詳細設定モードに移行
amnimo(cfg-poe-lan0)# show config ⮠
enable ←以下、設定モードと同じ
limit-current 592
(省略)
8.2.4 PoEを設定する #
PoEを設定するには、PoEの詳細設定モードに移行し、設定コマンドを実行します。
ここで設定した内容は、アムニモ設定情報に書き込まれます。
書式(AIエッジゲートウェイ、エッジゲートウェイ、屋外タイプIoTルーター)
poe [IFNAME]
ondelay <0-3600>
limit-current <110|204|374|754|592|645|920|auto>
enable
show config
no enable
exit
no poe IFNAME
書式(屋外タイプ無線LAN搭載コンパクトルーター、センサー接続ゲートウェイ)
poe [IFNAME]
ondelay <0-3600>
limit-current auto
enable
show config
no enable
exit
no poe IFNAME
コマンド
| コマンド | 内容 |
|---|---|
| poe | IFNAMEにPoEのインターフェイス名を指定して、PoEの設定コマンドを実行します。機種によってIFNAMEに指定するインターフェイスが異なります。 ※11を参照 ![]() 設定モードでコマンドを実行すると、指定したインターフェイスの詳細設定モードに移行します。 |
| ondeley | 起動時のディレイ時間(秒)を、0~3600で設定します。 |
| limit-current | PoEポートの電流制限値を設定します。機種によって指定可能な電流制限値が異なります。 ※12を参照 ![]() autoを指定した場合は、自動設定されます。 |
| enable | PoE電源供給を有効化し、サービスを起動します。 |
| show config | PoEの設定を表示します。 ➜ 詳しくは、『8.2.3 PoEの設定を表示する』を参照してください。 |
| no enable | PoE電源供給を無効化し、サービスを停止します。 |
| exit | PoE詳細設定モードを終了して、設定モードへ移行します。 |
| no poe | IFNAMEにPoEのインターフェイス名を指定して、PoE設定を削除します。 |
※11
| 機種 | 指定可能なインターフェイス |
|---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() | lan0, lan1, lan2, lan3 |
![]() | eth0, eth1 |
![]() ![]() | lan1 |
※12
| 機種 | 指定可能な電流制限値(mA) |
|---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 110、204、374、592、645、754、920、auto |
![]() ![]() | auto |
実行例
amnimo(cfg)# poe lan0 ⮠
amnimo(cfg-poe-lan0)# ondelay 1200 ⮠
amnimo(cfg-poe-lan0)# limit-current 592 ⮠
amnimo(cfg-poe-lan0)# enable ⮠
amnimo(cfg-poe-lan0)# exit ⮠


